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Using clipping & Vertex tool
切り取りツールと頂点移動ツール

このチュートリアルでは、Clipping Tool と、Vertex Tool についてご紹介します。
両方とも、Brushを自由に変形する際に使用する、使用頻度の高いツールです。

Clipping Toolの使い方

このチュートリアルでは以下のようなボックスを使ってBrushを切り取ります。



Clipping Toolには3種類の使い方があります。
これらは、 Clipping Tool ボタンを押すごとに機能を切り替えられます。

右側を残す
　→　

左側を残す
　→　

両方残す
　→　





では例として上で挙げたうち、右側を残す場合のツールの使い方を詳しく説明します。

対象となるボックスを選択後、ツールバーから ボタンを押し、上の画像右上のように斜めに線を引きます。
右上の画像のように三角形が白く囲まれる状態にならない時は、ツールボタンを何度か押して対象を切り替えます。
また、もし一度線を引いてしまっても、線の末端にある点を移動すれば切り取りたい位置を修正できます。
切り取りたい位置を決定したらEnterキーを押して切り取りを実行します。

以下のような画像になればOKです。


Vertex Toolの使い方

このチュートリアルでも同様に以下のようなボックスを使ってBrushを変形します。



Vertex ToolもClipping Tool同様、3種類の使い方があります。
これらも同様に Vertex Tool ボタンを押すごとに機能を切り替えられます。

デフォルト(両選択)

頂点のみ選択可
　

エッジのみ選択可





ここでは、一般的な使い方と思われる頂点とエッジ、両方移動出来る状態でBrushを変形していきます。

対象となるボックスを選択後、 ボタンを押し、TOPViewで、右上の点を選択します。
一箇所選択すると、TOPViewで下に隠れているもう一点も同時に選択されます。
3DViewで確認できますが、2つの点を選択したことになります。
また、移動可能な点は赤くなります。
TOPViewで、点を左に少し移動します。

選択ツール ボタンを押し、画面の何もない部分をクリックして選択を解除すれば変形は完了です。


　→　



また、Vertexツールを使う際の注意点として、HLエンジンで描画出来ないBrushの例を紹介します。
下の画像は、上で移動した右上の点を、左下に移動したものです。
TOPViewでは点が食い込んだような状態になっています。


これはComplex Brush扱いとなり、コンパイル時にエラーを吐きます(Zoner's Compile Tools)。
下の3DViewでは、貼り付けたテクスチャの一部分(上面)が表示できずに黒くなっています。

もしこのような複雑な形のBrushを作りたい場合は、Clipping ToolとVertex Tool、両方を使って以下の例のようにします。


どのような形のBrushがエラーの原因になるのか分からない場合、まずは好きな形に変形してみて下さい。
そしてメニューから、[Map] - [Check for Problems]を選択します(ショートカットキー: Altl+P)。
もしBrushにエラーがある場合は「 Invalid solid structure 」というエラーが表示されますので上の例のように分割するなどして作り直す必要があります。



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